このグラフの風味はあくまで平均的なもので、すべての豆に当てはまるわけではありません。

 焙煎度について

 珈琲を焙煎すると、最初のグリーンと言われる状態から、徐々に黄色、茶色と変化し、茶色が濃くなって次第に黒っぽく変化していきます。
 どの時点で焙煎を終了したかが、焙煎度です。

 浅煎り
 珈琲が持つ渋味が抜け、強い酸味が柔らかく上品な酸味へと変化を遂げた段階で煎り止めています。
 そのため軽くてすっきりした味わいです。

 中煎り
 少し苦味を感じながらも淡い酸味を残し、風味が引き締まってくる段階で煎り止めています。
 そのため、軽いなかにもコクのある味わいです。

 中深煎り
 苦味、酸味どちらにも偏らない味の段階で煎り止めています。
 そのため、いちばん口当たりもよくバランスの取れた味わいです。

 深煎り
 珈琲特有の苦味とコクが充分に引き出された段階で煎り止めています。
 また、珈琲の油脂成分がカラメル化する段階でもあります
 そのため、力強い苦味とコクの中にほのかな甘味を感じる味わいです。